Uコン再開へ
ナカナカ飛ばす場所がありませが
それでも、エンジンをブレークインするとか
機体を作るだけでも、楽しいんじゃない?
休日に、場所探しで、河原とか空き地を巡るのも、イイですよ。
◆ Uコン再開へ
ここに来られている方の多くは、1950年代、1960年代生まれの方かと思います。
会社の定年やら、自営業の引き継ぎやら、人生の棚卸・総点検が見えてきている私たち。
スポーツなどで、カクシャクと動けるのが75歳ぐらいまでだとしたら、
残された年月をどう使っていくかなんて考えたりします。
ゴルフマニアだった義父は、70歳ごろ、腕が悪くなりゴルフが出来なくなりました。
残された時間、出来るうちに、Uコンをやりませんか?
◆ Uコンの準備
Uコンの主となるリソースは、エンジン、機体、フィールド用具、飛ばす場所かと思います。
商品を、店頭に置いているのは、ほとんど見たことがありません。
いまどき、Uコン用品は、基本的には通販だと思ったほうが安全だと思います。
レンチや始動装置などのフィールド用品で、ラジコンと共有できるものは、大手のラジコンショップに行けば手に入ります。
◆ エンジン
Uコン全盛のころ、エンジンといえば、Fuji, ENYA, OS の3社でした。
現在は、ENYA、OS、KM企画(木村模型)が, Uコン用のエンジンを販売しています。
◆ 09クラスについて
2014年、OSがOS MAX-10LAの生産を終了し、09クラスは、ENYAのみとなりました。
ENYAの09クラスのラインナップは以下の通り。
ENYA 09 VI | ¥4,100 |
ENYA Quicky 09S | ¥7,500 |
ENYA ULTRA 11CX S | ¥9,100 |
マフラーはパッケージに含まれませんので、別途、SM154(消音型), M154(通常型)を
購入する必要があります。消音型でも、それほど静かになるというわけではなく、
いくぶん静かになる程度です。
最初は、09 VIで、いいんじゃん?
私は11CXが気に入りました。
◆ 15クラスについて
ENYA、OSに加えてKM企画(木村模型)が、Uコン用のエンジンを提供しています。
OS MAX-15LA-S | ¥10,250 |
ENYA 15-V | ¥4,700 |
ENYA SS15 S | ¥8,400 |
ENYA SS15BB S | ¥10,400 |
ENYA 15CX S | |
KM企画 K.K.エンジン 16 (KK-16) | ¥10,000 |
| |
ENYA 20S | ¥7,400 |
KM企画 K.K.エンジン 18 (KK-18) | ¥12,000 |
15-Vは, マフラー別売(M154 or SM154)です。
KK-16/18は使ったことはありません。
KK-16/18, OS MAX-15LA-S は、オプションパーツで、フロントニードル仕様に変更できます。
始動し易さという点で、ENYA 15-VとOS MA-15LA-Sを比較すると、OS MAX-15LA-S のほうが、
オーバーチョークでも、掛かり易い感があります。
◆ グロー・プラグ
HOTタイプで良いと思います。
ENYAならNO.3
OSならNO.6 (旧称 A3)
サイズは同じなので、ENYAのエンジンにOSのプラグを付けても
問題ないようです。(厳密な違いは、わかりません)
ちなみにプラグのワッシャは無くし易いのですが、
OSの直販サイトで5枚200円で買えます。
◆ プラグ・レンチ
プラグはM8です。
M5から始まる小さいシリーズと、M8から始まる大きいシリーズがあるので要注意。
M5から始まる小さいシリーズのM8は、プラグのヘッドが入らないときがあります。
◆ 燃料
ニトロ: 15 %、オイル: 20 % or 18 % で始めれば良いと思います。
09-15など小型エンジンの場合、冬場は、
ニトロ: 15 %、オイル: 20 %が良いそうです。
ニトロやオイルが多いと(例えば、ニトロ: 20 %、オイル: 25 %)、
粘性が高く、シリンダー内で気化し辛く、始動性が悪いとのことです。
試したら、確かに、違いがありました。
雑誌・模型人 2015 Vol.6 の記事によれば、ENYA 61CXの前提とする燃料は、
ニトロ: 15 %、オイル; 18 %以上とのことでした。
2005年6月に、OS 15LA-S 前提で、オーバーヒート対策で、
コスモ社に問い合わせたときは、
まず、Uコン前提の燃料開発はしていないという前提のもと・・・
一般的に燃料を中心にオーバーヒートを防ぐためには、
ニトロメタン及びオイル量が多いほうが冷却効果が上がり、
オーバーヒート対策となり得るとのこと。
したがって、ニトロメタン及びオイル量のバランスと、
エンジンサイズを考慮すると、
AeroStar ニトロ 23 % / オイル 25 %が適当かと思われるとのことです。
だからと言って、Black Special (オイル 18 %) などが使えないわけではないとのことです。
◆ チョークポンプ
こんなの、ありましたよね。
私は、オイル差しで、代用していますが。
◆ テストベンチ
最近、テストベンチ自体売ってないし、
売ってても、ラジコンのキャブレター対応で、Uコンのニードルだと、
当たってしまって使えない。よって、テストベンチは、1cm厚のベニヤを
プラスチックの椅子にネジ止めして、自作しました。
写真はニードルが当たって使えなかったテストベンチと、
今使っている自作テストベンチ。
昔ながらのテストベンチは、便利そうですが、すでに生産終了。
オークションでは高値です。
◆ シリコン・チューブ
内径 2.5 mm でOKです。
肉厚がオススメです。
◆ ブレークイン用のタンク
ブレークイン用のタンクはラジコン用でOKです。
◆ プラグ・ヒート
昔は、こんなの使ってましたが、
最近は、ポケットブースター(ポケブー)です。
◆ プロペラ
ペラについては、
09なら 7x4 or 7x5,
15なら 8x5
あたりで問題ないと思います。
面倒なのは軸径で、ENYAは、OSより、若干、軸が太くて、
ペラのメーカーによっては、ペラの穴を、
テーパーリーマーで削って、
大きくしてあげないといけないのです。
で、このテーパーリーマーですが、ラジコン屋で用具として買うと高価なのですが、
ホームセンターで工具として買うと安価です。
◆ 各種のネジとナットの規格
エンジンをマウントに止める3mm(M3)ネジのナット : 5.5mm
プラグ・レンチ : 8mm
ENYAのマフラープレッシャーのネジ: 旧JIS, M4
OSのマフラープレッシャーのネジ: JIS, M3.5
ENYAのエンジンのネジ : 古いのは、旧JIS, M3
今日はここまで。 2015/2/15