塗装について
最近は、フィルム張りが一般的なので、
塗装する人も少ないのでしょうけれど、
工作好きとしては、アイロンで樹脂シートを溶着するのでは満足できず、
手を塗料だらけにして、塗装をしたりするわけです。
機体の軽量化のためには、フィルムのほうが断然有利ですので、
ホンキで飛ばすひとは、塗装はやめたほうが良いでしょうね。
小僧のころUコンに触れてから四半世紀を経たものだから、
機体の塗装方法なんて、すっかり忘れてまして・・・・・
グロー燃料がかかるとラッカーが溶けることなんて、
ぜんぜん考え付かず、私も仲間のYも、燃料がかかって
塗料が溶け出して、あたふたあたふたと、アホなことをやってました。
よく考えれば、昔も、エンジンカラーは売ってまして、
意味のわからず、Uコンにはエンジンカラーを塗るのだということで
塗ってました。実は、そういう事だったんですね。
ニトロ含有率が高いと、ラッカーを溶かしやすいそうですが、
当時は、IM の AAA / 15 % あたりが庶民の最高峰だったので
その影響を受ける人は少なかったのだけれど、最近は、
ニトロが 20 % くらいが普通なので、さらに溶けやすいようです。
ちなみに、ラッカーというのは速乾性の塗料全般を指すそうで、
材料がアクリルだろうがセルロースだろうが、
速乾性ならラッカーなのだそうです。
ラッカー塗装の上から、耐グロー性のあるクリアを塗っておけば
OKなので、耐グロー性のあるクリアを、いろいろ探しました。
他にもドープという塗料もあるようです。
この東邦化研工業の二液性のエンジンウレタンが一番良かったです。
乾燥も1日あればOKでした。
シンナーが強いせいか、筆塗りは手早く済まさないと
下のラッカー塗装が溶けてしまうようです。
塗装したら、ラッカーのクリアを吹いて、そのうえに
塗ったほうが良いように思いました。
一箱(\1000くらい)で小型機3機くらいは塗れそうです。
おなじく東邦化研工業のエンジンカラーのクリアの
スプレーもお手軽で耐グロー性があるので便利です。
一缶(\500くらい)で小型機1機くらいは塗れそうです。
スプレーなので皮膜は薄くなります。
ラッカーがしっかり乾いてから塗らないと
ラッカーを溶解させたあげく、1~2週間、乾かなくなりますので、
注意が必要です。
ビン詰めのクリアもあり、こちらは\300円くらい。
これは、私より上の世代の人に人気があったと思われる
大日本塗料のビニローゼです。
耐グロー性があるらしいですが、未確認です。
ビニローゼは模型屋には売っていないですし、
取り扱っているホームセンターも多くはないので、
大日本塗料のホームページからEメールで販売している店を
教えてもらい、買いにいきました。Eメール対応は、
けっこう親切です
一応、買ってみたのですが、まだ使ってませんので、
効果があるのか、わかりません。
83ccで400円くらい。
実際に塗ったら、耐燃料性がなかったという話も
聞きますので、気をつけたほうが良さげです。
ちょっと外れが、このアサヒペンの油性の一液性ウレタンニス。
乾燥には2~3日必要なことと、乾燥後も、上からラッカーなどの
シンナーを含む塗料がかかると、縮んで、シワシワになって
剥離してしまいまうため、修理が面倒なのが問題です。
あと、乾燥後は黄色っぽくなります。
水性ラッカーで塗装するのであれば、OKそうです。
耐グロー性は問題ありません。
皮膜は厚く、しっかり感はあります。
300ccで\800円くらい。
劇的に外れたのが、タミヤのラジコン用スプレー。
安価で、どこでも売ってるのですが、臭くてたまりません。
これは、もう、降参です。