背面飛行について
いちおう、離陸して着陸できるようになると、曲技の真似事とか、
やってみたくなるのですが、バランスを失ったが最後、
あっさり墜落というケースが多いです。
しかし、背面飛行を練習をしたところ、
とっさの事態にも、なんとか機体の体勢を立て直すこと出来る
ケースが多くなりました。
背面飛行の練習は、危機回避にも役立つようです。
大会の見物に行って、はじめて見て知ったのですが、
背面では、手の甲を上にしてみたり、手の平側を上にしてみたり、
普通に飛ばしているときとは、手の形を変えていました。
お~なるほど、そういうわけね、ということで、背面のときは
手の甲を上のほうにして、さらに手をネジって、こんな感じで
飛ばしてみると、手の上げ下げと、背面のときの機首の上げ下げが
同じになって、感覚的に、飛ばしやすくなりました。
さらに、ネットで教えてもらったのですが、
背面では「小指に意識を集中」だそうです。
これも良かったです。小指に意識を集中して、
小指を上げると (引くと) 機首が上に、
小指を下げると (戻すと) 機首が下にという気持ちでやると、
極端に手首をひねらなくても、背面で飛ばせました。
とはいえ、機体は素人が作ったものですので、背面のときの安定はあまり良くなく、
どうしてもフラフラして落ちてしまいます。
そこで役立ったのが、この逆廻り機体。
ベルクランクが逆側に付いているのがわかると思います。
逆手 ( 小指側が上 ) でハンドルをもった状態で離陸して、
2m 程度の高度で安定させて飛ばして、
着陸する練習を、5フライトほどやりましたら、
普通の機体で背面をやったときの安定がよくなりました。
ちなみに、なぜエンジンが内側に付いているかというのは、
雑に着陸したときに、マフラーが地面に当たっても平気ですが、
ニードルが地面にあたるとダメになってしまうからです。